今回は、青の祓魔師の志摩廉造は裏切り者でスパイ?どっちの味方なのか徹底調査!と題してお送りいたします。
悪魔の力を身に宿した奥村燐がかたき討ちを目指して成長し、戦っていくファンタジーマンガの青の祓魔師。
主人公の燐は当然ながら、サブキャラ、特におちゃらけキャラでクラスメイトの志摩廉造は女性を中心に大人気です。
人気の大きな理由は、長い間弱いと思っていたにも関わらず実はかなりの実力者であったり、ちゃらけているのに冷酷なスパイとが分かったりのギャップ萌えです。
スパイ設定とか、ややこしい設定の多い志摩廉造だけど、実際のところ敵味方どちらなのでしょうか。
青の祓魔師の志摩廉造は裏切り者でスパイ?
志摩は組織・イルミナティのメンバーで正十字騎士団に潜入しているスパイです。
島根啓明結社篇で露呈した後、島根篇の最後でさらに騎士団からも潜入している二重スパイだとが明らかになりました。
うーん、ややこしいですね・・・
まずは、組織側のスパイとして騎士団へ行った裏切り行為について整理してみようぜ!話はそこからだ!
- 出雲を連れ去る
- 脱走した出雲を連れ戻す
- 八郎太郎大神を引き渡す
- 裏切り者を組織に歓迎
主な裏切り行為は上記の通りです。
以下でそれぞれの怪しい行動について詳しく見ていきましょう。
行動①出雲を連れ去る
作中の裏切り行為の一つ目は、コミックス12巻での出雲を連れ去るシーンです。
これは初めて、志摩が諜報員だと分かるシーンでもあります。
前巻の11巻で、組織から入り込んでいる者を探す動きが本格化しました。
学園祭までの時点では、同じ祓魔塾生の宝に何かと怪しい描写が多く、読者の間でもスパイ最有力候補は宝でした。
そんなタイミングで二人きりになるよう声をかけてきた宝を出雲も当然警戒しますが・・・
実際には暗躍していたのは志摩で、宝に勝利後に出雲にも攻撃をしかけ連れ去ってしまいます。
仲間を取り戻そうと燐達が立ち向かいますが阻止されたのでした。
あえて伏線を張っていなかったことで意外性が増したよね!
行動②脱走した出雲を連れ戻す
裏切り行為二つ目は、コミックス13巻で脱走した出雲を力づくで連れ戻すシーンです。
連れ去さられた後、つかまっていた出雲ですが、居合わせた女性の手引きで脱走を試みます。
しかし逃げる最中に見つかってしまいました。
志摩は遠慮もなく攻撃すると、使い魔の白虎2体をいとも簡単に倒し消滅させてしまいます。
これまでの、おちゃらけて全く戦力にならなかった時とは別人のようです。
また、14巻では仲間救出のため追ってきた燐にも躊躇いなく攻撃しています。
学園では本当の実力を隠してたんだ。裏切り者といえど志摩相手に本気を出せなかったとはいえ、燐がなす術なくやられてしまっているので、真の実力と冷酷さが垣間見えるシーンだったな。
行動③八郎太郎大神を引き渡す
裏切り行為三つ目は、コミックス18巻で倒れた八郎太郎大神を捕獲し藤堂に引き渡すシーンです。
契約の代償を持ったシュラを助けるため奥村兄弟が八郎太郎大神に立ち向かいかなりの苦戦ののち見事に倒しました。
八郎太郎大神は戦いで消耗し体が小さくなったので、兄弟はそのまま逃がします。
師匠を苦しめた元凶であるため一概に良い神とも言えませんが、これまで生活を共にした情などもあっての判断なのかもしれませんね。
しかしこの判断が後に裏目に出てしまいます。
小さくなった八郎太郎大神を、志摩がこっそりと捕獲し、組織の藤堂へと引き渡したのです。
八郎太郎大神の安否は言及されていませんが、研究に利用されたり、組織の戦力となり立ちはだかる未来が容易に想像できます。
行動④裏切り者を組織に歓迎
裏切り行為四つ目は、コミックス21巻で組織の勧誘と騎士団で揺れる雪男に「イルミナティに歓迎します」と言うシーンです。
燐の弟という立場上、常に自分という存在に迷い揺れており、メフィストの対応に不信感を抱き、自身の所属に疑問を抱くようになります。
そんな状態のところへ志摩がやってきて、最後の一押しと言わんとするように、歓迎の言葉を口にしました。
そもそも、15巻で志摩はルシフェルからさらにプレッシャーをかけるように言われていて、ここまで思い悩むように追い詰めた一因があります。
騎士団の内情を知る人間で、かつ実力者を寝返らせようとする動きは、明らかに裏切り行為と言えます。ここまでされると組織が本命なのかもって心配になりますね・・・
裏切り行為の数々を見ると、本心ではどっち側なのかわからないって!ここから先は「どちらの味方なのか?」を考察しよう!
青の祓魔師の志摩廉造は結局どっちの味方なのか?
志摩の所属の大元を辿るとメフィストからの直接の指示になりますので、現段階ではメフィストの味方であり、その流れで騎士団寄りの立場だと思われます。
志摩が諜報員になった経緯は、15巻で二重活動の事情を明らかにした際に登場しました。
さらに、番外編・スパイゲームというエピソードでは、志摩がメフィストから3つのミッションを課せられます。
ミッションは最終的にはスパイ適性を見るための試験でしたが、ミッションの出来そのものを見ていたわけではありません。
結果として、目上の人間にも媚びたり心酔したりしない、生に貪欲な性格でその適性を認められました。
次に、現状のややこしい立場を整理していこうと思います。
裏切り者?二重スパイ?真の正体は?
様々な顔を持つ志摩ですが、真の正体はメフィスト個人の命令で送り込まれた諜報員です。
諜報活動開始は入学前に遡ります。
クラスメイトが真の実力を知るのは正体同様にかなり後ですが、実は上一級でも手を焼くほどの夜魔徳の召喚もできる実力です。
このことに組織が目をけて、勧誘されます。
勧誘の件を父に報告すると、父がメフィストに相談し、そこからの提案に同意し諜報員として組織に向かいました。
その後に祓魔塾に入り、燐たちと出会います。
学園では不真面目な風を装い、クラスメイトにも実力を隠していましたが学園祭での拉致をした際に、諸々の秘密を明らかにし逃走。
島根の事件収束後は、逆に組織から騎士団への調査のため再び学園に戻って来ました。
改めて整理すると、メフィストの命で組織に潜入し、潜入した先の命で騎士団の情報を集めるので、大元の命令はメフィストとなります。
メフィストが騎士団側なので現状は騎士団寄りと言えそうですが、本人が暗躍を楽しんでいる節もあり今後どちらに付くかはまだはっきりとしません。
二重活動をしていると組織に勘繰られないためだとしても、結構シャレにならないレベルの妨害行為をしている点も気になります。
イルミナティも騎士団も一枚岩じゃなさそうだし、かなりのキーパーソンになりそうだ・・・メフィストもまだウラがありそうだし、今後の動向を見ていく必要があるな。
複雑な立場なのはわかりました。今後の展開はどのようなことが予想されるのでしょうか。
青の祓魔師の志摩廉造の今後は一体どうなる?
ここまで説明してきたように、複雑な立場であるが故に、今後の展開が非常に読みづらいです。
これまでのエピソードから、実家の流派に縛られることを嫌い、自由に生きたいとの想いで諜報員になったことは読み取れます。
諜報員が自由に動けるかは別として、集団のヒエラルキーに縛られず、個人プレーがしたいということなのでしょうか。
ひとまず今後の展開を予想するとこのような三点があげられます。
- 本気で騎士団の味方になる
- 本格的に組織へ寝返る
- フラグを回収する
今後はもう少し内面や本心を掘り下げるようなエピソードが入ってくるのではと考えています。
そしてその時こそ、どちらに組みするのか定まり切らない心が決まる時でしょう。
予想①本気で騎士団の味方になる
これからの展開の予想一つ目は、本気で騎士団の味方になることです。
現在メフィスト個人の配下で、メフィストが騎士団・学園の関係者なことから、順当にいけばこの予想が当たる可能性は高いと考えています。
志摩は実家に関わりたがらず、実力や正体を同級生にも隠していたりと一線を引いているようですが、幼馴染の竜二・子猫丸はなんだかんだ大切に思っていそうです。
また気軽に女の子に声をかけますが、出雲には他の女子と少し違う感情も見え隠れしている気がします。
さらに、燐の生い立ちが露呈してもさほど気にすることなく初めに打ち解けた相手でした。
志摩が騎士団側に完全に味方することがあれば、それは同級生の存在が鍵になると思います。
みんなには一致団結していてほしいです・・・
予想②本格的に組織へ寝返る
これからの展開の予想二つ目は、本格的に組織へ寝返ることです。
これはあまり考えたくないですが、これまでの裏切り行為がなかなかシャレにならないレベルなことから、どうしても考えてしまう展開ですね。
それから、現在命令を出しているメフィストにもまだ秘密がありそうです。
メフィストの秘密が明らかになった時、志摩がその内容に失望して離脱を決意する可能性もあります。
さらに、組織へ組みする場合はもれなく燐たちとも敵対関係になります。
少しメタっぽい考え方ですが、召喚する夜魔徳は終盤の敵として申し分ない強キャラでしょう。
敵になって欲しくないけど、強敵なのは見てみたい・・・燐たち的にはキツいと思うが、仲間が的になるのは物語的にはアツい展開だな。
予想③フラグを回収する
一部では命を落としてしまうフラグが立っていると言われています。
志摩は飄々とした性格で真面目な追求ものらりくらりとかわしてしまうためいまいち本人の気持ちが見えてこないキャラ。
しかしここでもキーパーソンになるのは幼馴染二人の存在でしょう。
現状で本人が組織と正十字のどちらに肩入れしているついもりなのかは不明ですが、今後の展開で間違いなく板挟みになると思います。
そのため、竜二や子猫丸を敵組織から庇う形で命を落とすと言われているのです。
また、少年マンガにおける裏切り者キャラは、「改心+命を落とす」の展開が多いのもこの説が噂される理由になっています。
裏切者キャラの法則に従うなら、組織に寝返った場合に、フラグがより現実味を帯びそうです。
青の祓魔師の志摩廉造は裏切り者でスパイ?どっちの味方なのか徹底調査!|まとめ
今回は、青の祓魔師の志摩廉造は裏切り者でスパイ?どっちの味方なのか徹底調査!と題してお伝えしてきました。
ここで今回の内容をまとめます。
- 青の祓魔師の志摩廉造は11巻以降に裏切り行為が多数ある
- 組織と騎士団の二重スパイでメフィストの配下
- どっちの味方かは不明だが、現時点ではメフィスト
かなりややこしい設定で混乱するけど整理できたね!ぜひ今後読み進める際の参考にしてね。
今後、内面を掘り下げてくれることを期待!終了はずいぶん先だろうから、焦らず楽しむことにするよ。