今回は、反転術式でどこまで治せる?使える人や術式反転との違いを解説!【呪術廻戦】についてお届けします。
呪霊や呪詛師との戦闘を描いた「呪術廻戦」の作中に登場する回復術が反転術式です。
数名のキャラが自身や他者への治療に使用し治癒力も高いとされていますが、術式反転という似た回復術も登場します。
一体どれくらいの効果や能力があり、どの程度の負傷を治すことができるのでしょうか?
何でも治してしまうイメージがあるけど、治せないものがあるのでしょうか?
さすがに万能ってわけではないだろうな。今回は条件や使用範囲についてまとめてみたぜ!
反転術式とは?どこまで治せる?
どこまでの治療ができるかは、使用者によって決まります。
呪力を大量に消費するため、術師の呪力量にも関係し、失ってしまった物を再生させることはいくら優れた術師でも難しいと考えられます。
反転術式について更に詳しく掘り下げて詳しく説明します。
使用者によって異なると言われてもどのくらいの治療ならば可能なのでしょうか?
これは無理!ってものがあるのならば治せる治せないの境界を知りたいよな。
仕組みや制約条件
「負のエネルギー」を持つ呪力を掛け合わせて「正のエネルギー」へ変換し流すことで身体を強化するだけではなく回復にも使用可能になります。
傷の治療だけではなく、状態によっては生死の境目も曖昧にして修復することも可能です。
術師の多くは、生得術式を持って生まれ、それぞれ使用可能な術式があります。
しかし、生得術式とは違って、呪力のコントロール技術を駆使する術式であるため、後から身につけることができますが、誰でも習得が可能なわけではありません。
繊細な呪力コントロールに加え、呪力の消費もとても激しいため、ほんの一握りしか使うことができません。
術式を持ってなくてもコントロールできる技術があれば習得できる術式なんですね!生まれもったものだと思ってました。
欠損部位の修復
高い治癒能力があるとされていますが、全ての怪我において効果がある訳ではありません。
失った身体の部位を修復すること、毒を取り除くこと、広範囲に渡る傷や火傷のあとを完全に取り除くことは、困難です。
しかし、修復できる範囲や回復の速度は、使用者により違ってきます。
軽度の治療しかできない人もいれば、失った身体の部分を瞬時に治してしまう人も登場します。
そのため、怪我の治療するにあたってある程度の治療基準はあるが、発動者の持っている力量により治せる範囲が変わると考えられます。
効果を発揮させるには使用者の生命力につながっているため、使用者の生命力が尽きてしまった場合は、反転術式の能力も失われてしまいます。
なるほど!使う人によって治せる度合いが違ってくるんですね。
優秀な術者でも範囲によっても時間もかかるだろうし。やはり強い技には、使用するのにそれなりにリスクもあるだな!
他者の治療
自分自身の怪我の治療にも使える回復術ですが、他者への治療も行うことが可能です。
しかし、他者に使用する場合は、作り出した正のエネルギーを対象者に向けて放出しなければならないため、より高度なコントロール技術が必要になります。
高度な技術を駆使する他者の治療を行なえる者は、少なくとても貴重な存在です。
作中でも反転術式を使用可能なキャラは数名いますが、他者の治療に使用可能なのは未だ3名しか登場していません。
呪力の操作自体難しいのに更に高度な技術を要求されるのか。確かに使える人は絞られるよな。
反転術式が使える人一覧
反転術式を使用可能なキャラは、複数人登場します。
前述したように他者の治療を行うには、自身に使用するより高度な技術が必要となるためとても貴重な存在とされ、他者の治療に使えるキャラは作中でも「家入」「乙骨」「宿儺」の3人しか登場していません。
しかし、自身にのみ治療できるキャラは、五条、羂索、裏梅、秤、九十九、黄櫨、日車、虎杖の8人と現時点で確認されています。
「他者へ使える」「自身のみを対象に使える」それぞれ、過去に使った状況も踏まえて紹介します。
こんなに使える人はいるのに、他の人を回復させるとなるとやはり数が減るんですね。主に使用した場面ってどこなのでしょうか?
さっそく他者の治療も可能な3人を使用した場面も交えて見ていこうぜ。
家入硝子
- 13巻112話:渋谷料金所にて術師の治療のため待機し、猪野・伊地知らの治療
- 25巻120話:天使こと来栖の治療
東京都校に医師として所属しており、五条・夏油とは同級生で高専の卒業生です。
医師免許は、高専を卒業しわずか2年で取得しており、事実を改ざんした受験票で国家試験を受験。
学生時代から他者への治療もでき、更に医学的な知識も持ち合わせているため術師側ではとても貴重な人物です。
しかし、家入は生得術式を持っていないので術式反転は使うことができません。
使うことができるのは反転術式のみとされています。
反転術式といえばってキャラだよな!貴重な存在だからこれからも活躍してほしいぜ。
乙骨憂太
- 0巻:負傷した同級生複数人治療
- 16巻141話:虎杖を治療
- 17巻143話:直哉への交渉で術式発動
東京校の2年生、真希・パンダ・狗巻と同級生。
呪力量は他の呪術師よりも随一とされ、乙骨も自分自身の治療だけではなく他人の治療も実施可能です。
術式・リカの解呪前は、複数人の治療を並行に行いながら戦う場面もありました。
呪力消費が激しいため、五条でさえ自分以外に使用できないとされています。
呪術師側で他者の治療ができるのは現在のところ乙骨と家入のみです。
一人でさえ難しいことなのに複数人同時に治療ができるなんてすごいです!高専側からしたら本当に心強い存在の一人ですね。
彼女がいるからこそ、致命傷を負った人物や死んだと思われる人が「復活するかも?!」と期待がしてしまうよな笑
両面宿儺
- 2巻8話:虎杖の左手の再生
- 2巻10話:虎杖の心臓を再生
- 14巻117話:仮死状態の伏黒の治療
呪霊や呪詛師のトップで「呪いの王」と呼ばれている宿儺も呪詛師側では、唯一自分と他人の治療ができます。
作中では一番初めに術式を使った人物であり、欠損した部分を即座に再生させ、なくなってしまった部位ですら0から再生させ蘇生するなどその力は規格外です。
しかし、宿儺が他者に術式を使用する場面は、自分の得になる時のみにしか使用しません。
これほどの回復力を発動させていても呪力の消耗を起こすシーンがないため、呪力量は乙骨以上と考えられます。
乙骨を上回る呪力を持つなんてさすが呪いの王と呼ばれるだけありますね。
そんな宿儺に太刀打ちできるか今後も楽しみだな!次は自身のみ治療できるキャラを紹介していくぜ。
五条悟
8巻70話の伏黒甚爾との戦闘中に取得します。
家入に習得方法を学ぶもコツが掴めずにいましたが甚爾との戦いで死の淵に立った際に反転術式を習得しました。
その後「無下限呪術」を継続的に使用し続けるために負担のかかる脳を修復しながら戦うことができます。
羂索
未だ正体が明かされていない羂索は、肉体を乗っ取りながら長期に渡り生存している謎の存在です。
公式ファンブックにて羂索も反転術式が使用できると記載されています。
205話の九十九と戦闘しますが、その時に腕を切断されましたが即座に再生し、術式反転も使用ができると考えられます。
裏梅
宿儺の復活を望んでおり、特級呪霊と行動をともにする謎の多い呪詛師です。
裏梅の呪力コントロールはとても優れているため攻撃で受けた傷も瞬時に治療ができます。
反転術式を器用に使いこなすことが出来る裏梅ですが、16巻134話から連載されている渋谷事変-閉門-の戦闘中に脹相からの攻撃を受けてしまいます。
傷の治療は出来たものの毒への耐性がなかったため脹相の術式で体内に取り込まれた毒への対応はできませんでした。
秤金次
東京都校の3年で停学していたため、名前は出ていたものの初登場は18巻153話となっています。
秤は、反転術式自体の習得はできていません。
「坐殺博徒」を発動した際に反転術式がを行うことができ、一瞬にして肉体の回復や再生が可能です。
彼の術式「坐殺博徒」は、自動的に使えるため術式の発動中は無敵状態になります。
九十九由基
九十九は、6巻50話で初登場した特級術師の一人で普段は海外を放浪しており、彼女も反転術式を使えます。
しばらく登場する場面はありませんでしたが16巻135話渋谷事変も終盤に差し掛かった頃にピンチに陥っていた高専側に加勢しました。
話が進み205話で羂索の領域展開により深傷を負いますが脹相のサポートを受けた九十九は、反転術式で治療します。
自身のみの治療ですが使い物にならないほどの怪我ですら瞬時に治療が可能なので特級術師だけあり呪力コントロールはとても優れたものと考えられます。
黄櫨折
19巻168話死滅回遊編から登場した黄櫨も反転術式の使用者で、過去に羂索と契約を交わし呪物になり現世に受肉した術師の一人です。
術式の名前は明らかになっていませんが眼球など身体の一部を爆弾に変え敵に投げて攻撃をします。
爆発する術式に反転術式が付随しているため即座に回復することが可能です。
しかし、術式の縛りのような回復術なので確実な反転術師かは不明だと考えられます。
日車寛見
日車も死滅回遊より登場したキャラで、わずか12日で一級術師のレベルまで成り上がった実力者です。
247話人外魔境新宿決戦にて反転術式を習得したとされています。
宿儺との戦闘で負傷した腕を隙をつき治療し、すぐさま反撃をしますが至近距離で宿儺の攻撃を受けて致命傷を負ってしまいます。
虎杖悠仁
術式を持っていない虎杖も248話で反転術式を習得しているのではと考えられます。
元々人並み外れの身体能力を持っていた虎杖でしたが連戦による疲労や攻撃により身体はボロボロです。
しかし、戦線に立ち続けている点から本来持っていた身体能力に加えて反転術式を得たから戦い続けることが出来るのではと考えられます。
反転術式と術式反転の違いを分かりやすく説明
反転術式と術式反転は、呪術廻戦で出てくる中でも重要な回復術です。
名前も似ているので少し混同する方もいるかもしれないですが、それぞれの術式には次のような違いがあります。
反転術式 | マイナスとマイナスを賭け、プラスのエネルギーを創出する技法 |
---|---|
術式反転 | 生み出したプラスのエネルギーを用いて発動させる技法 |
ぱっと見すると、見分けがつきにくい両者だが、上記の点を踏まえつつ、具体的な内容を詳しく紹介するぞ!
反転術式とは?
生得術式とは違って、術式を持っていない術師でも後から習得ができる術式です。
発動させるには、呪力のマイナスエネルギーを乗じることでプラスエネルギーを生成させます。
通常の負のエネルギーを持つ呪力を術式に流して攻撃や肉体の強化はでき、直接的に回復には使えませんが、性質を掛け合わせ反転することにより治療や回復に使用できます。
後からの習得が可能ですが、実際に使用するには繊細な呪力のコントロール技術に膨大な呪力量を要します。
そのため、誰でも簡単に習得ができるというわけではないので作中でも数名しか登場していません。
なるほど!言ってることはわかるけど実際にやるとなると難しそう。使用者が限定されるのも納得です。
術式反転とは?
反転術式によって作り出したエネルギーを術式として流すことで発動できる術式です。
基本的に術師は、呪力の持つ「負のエネルギー」を流すことで術式を発動させ攻撃します。
しかし、術式反転を駆使し、効果を逆転させ全く別の効果で強化や回復に使うことが可能となります。
反転術式と同じように呪力の消費量が大きく威力も強まるので、作中では被害を控えるために戦闘する場所によって使用制限されていました。
詳しくみると呪力の性質が関わっていたんだね!確かに呪力量が多いキャラに使われてしまうとなかなか手強いよな。
反転術式でどこまで治せる?術式反転との違いや使える人を解説!【呪術廻戦】|まとめ
この記事では、反転術式でどこまで治せる?術式反転との違いや使える人を解説!【呪術廻戦】をお届けしてきました。
ここで、簡単にこれまでの記事を以下にサマリーします。
- 反転術式はどこまで治せるか?→持ち合わせている呪力量により治療度が変わる
- 反転術式は、負から正を生み出す技法で、それを利用するのが術式反転
- 他者の治療を行えるのは、家入・乙骨・宿儺の3人
これで2つの回復術は理解できました。戦いが激しくなっていく中で負担が大きくなっていくと予想されるけどみんな無事で生き延びてほしいですね。
確かに、どんどん戦線離脱が目立つ中でどうなったかまだ描かれていないキャラもいるから反転術式によって助かる人増えていってほしいな。